周防正行名誉監督の解説&コメントです!!✨


「今回は初めて、オリジナル英語台本の「脚色」を担当しました。しかし、この「脚色」の意味するところは「ダイアログ・ライター」に近いものです。つまり、セリフを日本語としてリアルなものにすること。そのために、まず最初に、信頼する翻訳者に下訳をしていただき、それをもとに、演出のニコラス・バーターさん、草刈民代、知合いの役者、幾人かの通訳を交えて徹底的に議論して原作の世界観、英語のニュアンスを探り、第一稿を仕上げました。そこから今度は草刈が日々、英語原作と照らし合わせながら、バーターさんや信頼する通訳の方に確認しつつ1年以上かけて直し続け、高嶋さんが入っての稽古が始まると、実際の動きの中で台詞を発っしながら、毎日毎日台詞を書き換え、本番へと向かっていきました。果たしてどこまでセリフが役者のリアルな言葉になったか、舞台を観てのお楽しみです!」